PCや携帯電話・スマホなどの不用品は個人情報の取り扱いに注意

使わなくなったPCやスマホ・携帯電話などの機器を処分する際には、内部に残っている個人情報を消すための対策を考える必要があります。パスワードなどは暗号化されているので外部に流出しても問題ないと考えて、データを消去しないまま機器を処分してしまう人も珍しくありません。
暗号化されたパスワードは簡単に解読されてしまう可能性があるだけでなく、個人情報が外部で悪用される場合もあります。

OSが起動しなくなったPCや携帯電話などを処分する際には、どこにデータが保管されているか確かめることが重要です。PCの場合はHDDやSSDという記憶媒体にデータが残っているので、個人情報の流出を恐れるなら、SSDなどは手元に置いておき、後のパーツは不用品回収業者などに回収してもらうのも手段の一つです。
ただし、携帯電話やスマホは記憶媒体だけを取り外して回収してもらうのは難しい場合もあるので、自前でデータを消してから本体の回収を依頼するか、個人情報の取り扱いを明記している不用品回収業者を頼ってください。顧客から受け取ったスマホやPCなどのデータを完全に消去してから、機器を中古市場に回すといった情報が明記されている不用品回収業者なら、個人情報の流出を心配せずにサービスを利用できます。

自分でデータを消去できるから大丈夫だと考えて、個人情報が書かれたファイルを消してから、中古市場にPCなどを売り払ってしまう人も珍しくありません。しかし、PCやスマホで消したファイルは、簡単な作業で復元できる場合もあるので注意が必要です。不用品回収業者なら簡単にはファイルが復元できないように、特別なツールを使ってファイルを消してくれるので、安心して機器を預けられます。 クレジットカードや預金口座に関する重要な情報はどこから流出するか分かりません。PCや携帯電話などを安全に処分したい時には、専門的な知識を持つ不用品回収業者を頼るのが理想的です。中古のPCに残されていたデータが原因でハッキングの被害が起きたという例もあるので、自分が事件に巻き込まれることはないと思い込むのは危険です。